これで2回目だ。それも今回はライブである。
とりあず1回目の話。
 以前、双子のオフ会で愛知県地方に泊まりにいったことがある。こっちは長距離のドライブと平日の疲れで、例によって夕食後、バタンキューと寝てしまった。しかし、もう一人は、当然の事ながら、ここぞとばかりに飲んでいたらしい。まあ、それはそれでいいか。普通ならそれで朝がくるのだが、なぜかその時は夜中に目が覚めた。なにかの異常に気が付いたのだ。すると、いつのまにか部屋に戻っていたもう一人は、洋服のまま布団に倒れ込んでいる。コンタクトもいれたままだろうから、揺すって起こそうとした・・・ら、鼻を突く酸っぱい臭いが・・・・。うーん、こんなところで吐くなよ。
 相手はいくら揺すっても起きない。汚れた布団はこのままにしとくわけにはいかない。しかたがないので、洗面台までもっていき汚れを洗い流しながら、「いったい弁償代はどれぐらい請求されるかなぁ。」とか「ここまでやれると愛情を試されているような気がするなぁ」と考えてしまった。飲むなとは言わない。人に迷惑かけるな。
 明くる日、チェックアウトの際に正直に申告したが、幸いなことに「いいですよ」と容赦いただいた。ラッキー。相手は当然のことながら、頭の中をピンクの象が大群で走りまわっている様子。いい気味である。すこし反省しろ。
 そんで今回の話。
 10時頃に迎えにいった。わたしの計画ではすぐ帰るつもりだあったが、帝王の夫がまだ来ないということで待ちになってしまった。わたしはコーヒーなんぞを飲んでいる。3人のノンダクレは、さらに赤ワインを1本あけた。端で見ていて、それはあきらかにレッドゾーンに突入するトリガーだった。
 11時頃、先方の家をでる。こどもはすでに眠くなっている。はやく実家に帰ろう。とおもっていた矢先、もう一人はせき込み始めた。窓を空ける。顔を外に出す。咳がだんだんひどくなる。そのうち飲み過ぎた当然の報いが胃の奥から込み上げてくる。もう本人はほとんど前後不覚になっている。まっすぐ座っていられない。窓を全開にし、いつ噴火がはじまってもいいように下を向いている。ちょっと様子をみる。大丈夫そうだ。そこで車を動かす。するとまた咳き込み、噴火が始まる。相手を気にしていたら、道を間違えた。団地内のあちこちに火山灰を撒き散らす。
 恐る恐る帰路につく。また道を間違えた。なぜか駅前に出てしまった。そこでまた発作が始まる。噴火おきること数回。もう全部で10回ぐらい噴火しているよ。いったいどれだけ飲んだんだろうこいつは・・・・。外に出て見た。助手席側のドアを見る。やはり、ドアは火山灰で汚れている。幸い近くニコンビニがあった。そこでミネラルウォーター2リットルを1本買い、ついでにレジ袋を数枚余分に貰う。汚れたドアに水をかけ、すこし落とす。でも綺麗にはならない。明日、自分に掃除させようと決心する。
 駅前の噴火で峠が越えたようだ。座席を深く倒し、運転手側に倒れ込まないようにする。そのまま寝ておれ・・・・・。
 12時20分ごろ、相手の実家につく。義父さんと義母さんに迎えてもらい、子どもを抱きかかえて二階に運び込む。本人もとりあえず自力であるいて二階に上がる。あしたどこまで覚えているやら・・・・・・。 
 
 楽しい訪問であったが、結末は予想を越えた最悪の事態であった。いったいなんなんだ?えーかげんにせーよ。
ただし、ここからさきはエピソードを越え、本人にのみ言うべき話になるので割愛。3度目が来ないことを期待する。